STEREOPHONIC ISOTONICの歌詞を楽しむ

STEREOPHONIC ISOTONIC

イントロとアウトロに、同じロコの曲である「IMPRESSION→LOCOMOTION」が使われている小ネタつき。これも歌詞が楽しい曲なのでいつか紹介したいですね。

本題。

「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 10に収録されているロコの楽曲。

耳ざわりのいいテクノポップですね。町中を歩いているときとかにふと聞きたくなります

シュールセンテンスインマイマインド…ってつい口ずさみたくなるんですが、同時にここどういう意味なんだろう??ってなるわけです。

 

そう思ってロコナイズ(横文字化)されている歌詞を逆ロコナイズして解読を試みたのが実に2年前のちょうど7月だったようです。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm31555359」(2年前に出してた歌詞解釈動画)

 

当時はなんの気なく軽率に歌詞を読み解こうとしたんですが、とんだ沼でした…。

この曲の解釈が自分なりに出来たあたりで歌詞の面白さに惹かれ、こいつの歌詞厨のこじらせ方に拍車をかけたわけです。

なので、自分なりの(一部世論的な解釈含む)歌詞のおもしろポイントを掲載しておきます。

 

結論からいうとどんな歌?

サビの部分がそのまま要点になっているので先に紹介。

歌詞は青太字で、解釈はこのままで記載していきます。

 

いつもヘッドフォンのなかで飛び交っているのは
(IT'S “YES” IT'S “NO”)だけだったのに
ブランディングされた「わたしだけの世界」変わってく

 

この曲の中で、「ヘッドフォン」というものが大きな役割を果たしています。

「ヘッドフォンのなか」というのはロコの中で完結してしまっている世界、と解釈していきます。

ロコというアーティストがブランディングしているロコだけの世界(ヘッドフォンのなか)があって、そこではYesかNoというロコの判断基準で世界を捉えていたのですが、これが何かによって変わっていきます。

何がそれを変えたのか、というのが続きになります。


だってオルタナティブきかなくなったの
(IT'S “YOU” IT'S “YOU”)誰だって想う
ステレオタイプのこんな気持ちがアイソトニックするから

 

 

代わりがきかなくなったの、それは「あなた」。

どうやらこの「あなた」によってロコが築きあげてきた「わたしだけの世界」が変えられてたようです。

その結果、「誰だって思うステレオタイプのこんな気持ち(恋心)」が押しかけてくるようになった、と。

恋心であろう感情を「誰だって思うステレオタイプのこんな気持ち」って表現してくるのが、まだ正面から向き合えていないような認めていないような雰囲気が出てて最高ですね。

 

詳細に

サビ部分で大まかなシナリオを掴んだところで曲全体をみていきましょう。

Aメロから。

 

ライフタイム、トリミングしちゃってインセンティブ感じてる瞬間

 

生活の中で様々なものをロコの価値観で取捨選択(トリミング)してきて

何か刺激的なものに出会う瞬間があって

 
わかりあえるタイミング次第でファンタスティック生まれるの?

 

その瞬間を共有できるなら素敵なことが生まれるかもしれない

(ここが何気にロコの価値観を理解する上で重要な歌詞です)

 

ミュージックのリリックで伝わってきたレンアイカンジョウリテラシー

 

また出ましたね、恋心をここでは「レンアイカンジョウリテラシー」とやや無機質な馴染みのなさそうなニュアンスで表現しています。

その感情は歌の歌詞にもあるような陳腐なものだけど

 

ショットのピントをあわせてしまってリノベーションされちゃう!

 

ここも好きな歌詞です。

「ピントを合わせてしまって」という部分が、思いと裏腹に、自然と焦点があってしまった感が出ていていい言葉選びだなぁと思います。

ロコのココロの焦点が自然と合ってしまって、ロコのなかの何かが更新されていきます。

 

~~

ここからあのサビに繋がります。

なので省略して2番のAメロから再開します。

2番はアーティストとしてのロコの価値観が表現されています。

~~

 

コンセンサス、ウェイティングばっかデフォになっちゃうんだ結局

 

同じ見解を持つことや、待つことばっかりが結局当たり前のようになってしまう


アジェンダとかフィックスしちゃうとサプライズなくなるよ

固まった計画に沿って動いちゃうと驚くような体験は出来なくなってしまう

 

「ロコのレゾンデートルってプレゼンテーションそのものなんです!

 

ズバリ、ロコの存在意義は表現することそのものであって


ロコモーティブにグラデーションするパッションのマニフェスト

 

だんだん移り変わる情熱の自己主張や、

(「locomotive:移り変わる」が「ロコmotive:ロコの原動力」とかかってると面白いなぁ)


プレゼンスがクレッシェンドしてパラダイムシフトしちゃえば

 

存在がだんだん大きくなっていってパラダイムシフトを起こしたときに


エモーションをコミットできちゃうんですよ!それって…」

 

感情を共有出来る。それって…


イノベーションかもね!

 

イノベーションかもね!

 

ロコにとって、表現したものについて焦点が合ったり感情を共有出来たり、焦点が合うような出来事がイノベーションであり、曲中で「あなた」に対して起こした意識改革であり、恋なのだと読めます

 

そして2番サビへ

 

いまもヘッドフォンのそとで飛び交ってるのは
(IT'S “ONE” IT'S “ZERO”)だけじゃないから

プランニングされちゃつまんない絶対!変えちゃいたい

 

1番では「ヘッドフォンのなか」でロコの価値観(YesかNo)しかなかったところが

「ヘッドフォンのそと」はロコの価値観(1か0:Yes Noの言い換え)だけではないことを認識しています

他者とのかかわりのある世界における様々な現象は0や1で表される無機質なものでも簡単なものでもないし、計画通りなんかでは絶対につまらないから変えてしまいたい


だってオーバーフロウなインフォメーションの中
(IT'S “ME” IT'S “ME”)主張しなくっちゃ
ステレオフォニックに広がる想いアウトプットしよう!

 

様々な情報が溢れかえっているからこそ、ロコの存在意義をどんどん主張しなくては!

(間奏部分の早口の部分がここか)

「ステレオフォニックに広がる思い」は次にくる間奏部分で詳細に描かれています

      ↓

 

ニューウェイブコーディネイト(ランウェイ)

 

自分の舞台で新しい音を作っていく

(ここのウェイブも次のヴァイブレイトも前のステレオフォニックにかかっていて、音としての波であったり振動であるのではないかと)


クリエイティブヴァイブレイト(マイウェイ)

 

自分の道として音を作っていく


気付いて欲しい…あなたに!「ブランニューマイハート」

 

それらのアウトプット、つまり新しい私のココロに気づいて欲しい!

 

そして間奏へ。

 

ココロヘッドフォン…ココロヘッドフォン

 

さきほどロコも自覚した新しいココロについて、ここの間奏部分のバックで

ちょうど心臓のドキドキみたいなBPMで演奏が入っているのがとても好きです

 

そしてラスサビです

 

いまもヘッドフォンのなかで飛び交ってるのは
(IT'S “L” IT'S “R”)だけじゃないけど
不思議なフィーリング「わたしだけの世界」変わっていく

 

もうおわかり、ここもロコの内面の描写ですね

ロコのヘッドフォンのなかで飛び交っている音は当然ロコが用意したはずの音なのですが、L,Rの両側のスピーカーから流れる音だけじゃない…

(ずっと出てきているYes, Noや1, 0と同じようにロコの価値観という認識です)

つまり前とは違ってロコの内部に新しい何らかの音が飛び交っているようです

それが「不思議なフィーリング」であって、「わたしだけの世界」が変わっていきます

 

ここで明らかに初めてであろう恋心を「不思議なフィーリング」とぼかして、まだ恋心だと断定出来ていない様子を出すのもいいですね


きっとオルタナティブきかなくなったの
(IT'S “YOU” IT'S “YOU”)誰だって想う
ステレオタイプのこんな気持ちがアイソトニックするから

 

ここは前にも出てきたような歌詞で、これが全てなんだと思います

「あなた」に対する思いが浸透した結果としてロコのココロのなかに新たな音が飛び交うようになったというわけです

 

そして最後に、例の部分です

今までのシナリオがそのまま歌詞になっています

 

シュールセンテンス インマイマインド
インスピレーション オーソライズ(アイソトニックユアスマイル)

 

私の中の非現実的な言葉だけど

直感がそれを認めてしまって


ココロバイブレーション オーセンティック
アヴァンギャルドフィーリング インマイハート

 

ココロが確かに震えるのを感じて

前衛的な気持ちがココロの中に生まれた


(アイソトニックユアスマイル)
シュールセンテンス インマイマインド
インスピレーション オーソライズ(アイソトニックユアスマイル)

 

同上


ココロバイブレーション オーセンティック
アヴァンギャルドフィーリング イッツ“マイラヴ”

 

そして生まれた感情は恋心でした

 

と自覚して終了します。

 

以上、いかがでしたでしょうか。

あくまで個人的な解釈ですが、このように考えるととてもおもしろいと思います。

みなさんが聞くとまた違った捉え方ができるかもしれませんね!

新しい視点などあればぜひ聞いてみたいので良かったら考えてみてくださいね!

 

それでは~。

 

 

 

 

開設にあたってご挨拶

はじめまして!

この度何年かぶりにブログを開設しました、ゆ~きゃん♪と申します!

どうぞよろしくおねがいします~。

 

なんでブログなんか今更立ち上げたんだと。

お前そんなに更新したりするのまめなほうじゃないだろと。

 

ぼくのことを知っている方々からはそんな声が聞こえそうではあるんですがね。

このブログはあれです。

楽曲のフェチポイントを誰かと共感したいけどTwitterで垂れ流すのも違うなぁ…ってなった歌詞厨でダンス厨で声フェチなアイマスオタクが、どっかの誰かに記事を読んでもらえればいいやってモチベーションで更新する独り言です。

 

よかったら読んでってください。

少しでも楽しんでもらえればいいなって思います。